結核豫防
| 映画題名 | 結核豫防 |
|---|---|
| 映画題名ヨミ | ケッカクヨボウ |
| 英語題名 | Preventing Tuberculosis |
| 製作年月日 | 1933年 |
| 作家名 | |
| 時間（分） | 29 |
| サウンド | サイレント |
| カラーの種類 | 白黒 |
| ストーリー | |
| 作品解説 | 蔓延する結核の脅威と予防の大切さを説く。内務省衛生局製作。 |
| 製作会社 | 内務省衞生局、都商會 |
| 配給会社 | |
| 配給年月日 | |
| クレジット 監督 | [監督不祥] |
| クレジット スタッフ、キャスト等 | |
| 字幕採録 | T1「結核豫防 内務省衛生局」、T2「合資会社都商会調整」、T3「諸君！」、T4「我が日本の国は正義の國であって軍人の強いことは世界中で一番であります」、T5「しかしかわいい赤ん坊の死ぬことと」、T6「結核で死ぬ人の多いことも」、T7また世界で有名であります」、T8「日清戰争や日露戰争の時の戰死者の数」、T9「また 関東の震災で死んだ人の数」、T10「よりも遙に多い十数万の人々が毎年この病氣で死んで行くのであります」、T11「日清戰争死亡者數 約二万人」、T12「日露戰争死亡者數 約八万人」、T13「関東震火災死亡者數約十万人」、T14「結核一年間死亡者數約十三万人」、T15「日本全國結核死亡者數」、T16「昭和元年 一一万三、〇四五」、T17「昭和二年 一一九、四三九」、T18「昭和三年 一一九、六三二」、T19「昭和四年 一二三、四九〇」、T20「昭和五年 一一九、六三五」、T21「昭和六年 一二一、八七五」、T22「但しこれは 死亡届による數で実際は遙に多い」、T23「しかも一番多くこの病氣で死ぬのは小學校を出て仕事を覺えた頃か」、T24「中學校 女學校から高等の學校へ進んだ頃…」T25「或は大學を卒業してやっと世の中へ出る頃の人々であります」、T26「そのうちでも」、T27「15歳－20歳の女子が最も多く」、T28「次は20歳－25歳の男子」、T29「大体から言ふと15歳－35歳の青壯年が最も多い」、T30「昔は結核は遺傳する病氣だと思はれてゐた」、T31「今から五十年程前、獨逸のローベルト･コッホ博士が結核菌を發見して、結核は遺傳病ではなく、この結核菌によって傳染するものであることを證明した」、T32「肺結核」、T33「氣管枝」、T34「肺胞」、T35「結核菌」、T36「その他の結核」、T37「結核菌は肺臓のみに止まらず、身体のあらゆる部分を犯して、致命的傷害を與える」、T38「喉頭結核」、T39「腸結核」、T40「痔廔」、T41「腎臓結核」、T42「皮膚結核」、T43「骨結核（カリエス）」、T44「関節結核」、T45「最も怖しいのは結核性脳膜炎と栗粒結核とで、共に生命は覺束ない」、T46「栗粒結核はあらゆる器官、臓器に栗粒のやうな結核病竃ができる全身病である」、T47「結核の豫防」、T48「第一に結核菌の進入を防禦すること」、T49「第二には結核菌に感染している者の發病を防止すること」、T50「第三には發病者を養護して治療させることの三点に帰着する」、T51「結核菌感染の豫防」、T52「結核患者は勿論のこと、個人的にも公衆的にも喀痰その他の汚物を嚴重に始末することが肝要である」、T53「喀痰」、T54「無闇に處かまはず痰を吐き散らすのは最も危險である」、T55「“痰は痰壺の中に”」、T56「咳や嚏をする時は口又は鼻を覆ふて」、T57「最も結核に感染し易いのは赤ん坊のときである。肺病の人は赤ん坊に頬ずりをしたり、添寝をしたりすることは大の禁物である」、T58「見舞い人や看護人は風上（窓のほう）へ」、T59「結核の母から出生後十五日以内に引き離しても赤ん坊が結核に罹ってゐることがある。一ヶ月から三ヶ月も一緒にゐれば半數は罹り六ヶ月以上だと全部が感染すると云ふ調べもある」、T60「大人の結核患者の八割以上は、小兒の時代に感染したものだと、多くの學者は謂つてゐる。大人のツベルクリン反應は八割以上陽性である」、T61「ツベルクリン反應」、T62「陰性（右）陽性（左）」、T63「結核菌に感染してから發病するまでの経過はその第一期として小兒の時に罹るがこの時には劇しい症状を現はさず『全身病』の形となつて現はれる」、T64「結核性虚弱兒童 有熱兒童」、T65「第二期はその中の一割か二割のものが 瘰癧 関節炎 肋膜炎 腹膜炎 その他氣管支などの淋巴腺を犯される」、T66「結核性頸部淋巴腺炎（ルイレキ）」、T67「小兒の肺専門淋巴腺腫張」、T68「濕性肋膜炎 水が溜まる」、T69「腹膜炎」、T70「第三期にはこの潜在した結核はその約五割が發病する」、T71「第二巻」、T72「發病したならば信頼する醫者か健康相談所へ行つて早期に診断を受け養生專一にすることが第一である」、T73「健康相談所」、T74「療養所（サナトリウム）」、T75「いかがはしい賣薬や祈禱に迷つて、正しい治療を怠つてはならない」、T76「養生の要訣 一、安静 二、栄養 三、日光 四、新鮮な空氣」、T77「訪問看護婦」、T78「家庭を訪問して療養上の注意や世話をする」、T79“結核療養の栞”、T80「少々病氣が長延いても徒に煩悶することなく、堅忍持久の決心を持って療養に專念すれば……」、T81「後日肺病に罹つた人であるかを疑はれる位に丈夫になる例はいくらでもある」、T82「潜在性の結核を、同じく持つて居りながら、發病する者と發病せぬ者とが出來るのは一に絶えざる攝生と身体鍛錬の適否とに依るのである」、T83「風邪をひいたり夜更かしをしたり疲れすぎたりして身体に隙のある時が發病の誘因となり易い」、T84「風邪」、T85「疲勞」、T86「不攝生」、T87「結核の豫防には、小兒の時から病毒を受け入れぬやうにすることが第一である。然し都市農村を問はず感染の機會は到る處にある」、T88「人込み」、T89「實際今日では殆んど誰でもが結核菌に見舞はれてゐる」、T90「即ち結核以外の病氣で死んだ人を解剖して見ると、百人中八九十人までは結核菌に犯されて、然も立派に恢復した跡がはっきりと證明せられる」、T91「治癒した結核病竃の跡」、T92「それであるから結核の豫防には、結局抵抗力の強い頑健な身体を作って、体内で病菌の繁殖する余地のない様にすることが必要である」、T93「それには次の四っの事柄に留意して、これを實行しなければならぬ 一、日光 二、新鮮な空氣 三、榮養 四、運動 休養－安眠」、T94「日光」、T95 「結核菌は直接日光に当てるとすぐ死滅する 夜具などは度々日光にあてる様にしたい」、T96「新鮮な空氣」、T97「人込みや埃の多い道路などで遊ばぬやうに。朝早く起きて公園などを散歩したり自然に親しむことは非常によいことである」、T98「野外の行樂」、T99「寝室は少しづゝ新鮮な空氣の入るやうに窓を開けておくやうにする」、T100「榮養」、T101「昔は立派な料理 珍しい初物などを考えてゐた」、T102「しかし今日では高價なもの必ずしも榮養價があるとは限らず、何んでも片寄らずに色んなものをおいしく食べるやうに することが第一であると分かつて來た」、T103「運動」、T104「殊に陽のよくあたる空氣のよい野外が一番よい。然し過度の運動は却つて害がある」、T105「所謂運動の選手と云ふものは、特別の身体鍛錬を経た人のみに限る」、T106「烈しく運動したり熱心に仕事をしたり勉強をした後には十分な休養と安眠が必要である」、T107「かくして常に健康に注意し健全な身体と健全な精神とを持つて愉快に日々のつとめを励むやうにしようではありませんか」、T108「内務省衛生局製作 結核豫防 完 合資会社都商会調整」。 |
| 検閲番号等 | |
| 参考文献 | |
| フィルム映写速度 | 18fps |
| フィルム履歴 | ゴスフィルモフォンド所蔵35mmネガ→NFC所蔵35mmポジ作製 |
| フィルム完全度 | 完全 |
| 備考 | |
| 参考リンク |
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