猿蟹合戰
映画題名 | 猿蟹合戰 |
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映画題名ヨミ | サルカニガッセン |
英語題名 | Yasuji Murata's Monkey and the Crabs |
製作年月日 | 1927年 |
作家名 | 村田安司 |
時間(分) | 5 |
サウンド | サイレント |
カラーの種類 | 白黒 |
ストーリー | 蟹助と蟹太郎の親子は、猿吉からもらった柿の種を庭に蒔く。大きな芽が出て、木になり、いっぱいの実がなる。それを見ていた猿吉は、蟹助がうまく柿の実を採れないので、かわって籠いっぱいに実を採り、逃げてしまう。追いかける蟹助に、猿吉は柿の実を投げつけ、殺してしまう。子ガニの蟹太郎は、父の仇を討つため、栗作、蜂之丞、臼兵衛の3人の叔父さんに相談する。3人も助太刀を約束する。3人は猿吉の留守の家に忍び込み、臼兵衛は屋根の上に、蜂之丞は戸の外に、栗作は屏風の陰に隠れる。帰って来た猿吉は、栗作が囲炉裏に投げた栗の破裂に驚き、栗作と斬り合う。蜂之丞も槍で加勢。家の外に逃げ出した猿吉の頭上に臼兵衛が落ち、猿吉は蟹太郎に鼻を切られる。猿吉を槍に吊るし、凱旋する蟹太郎と3人の叔父さん。 |
作品解説 | 横浜シネマ商会が製作した教育映画シリーズ「アテナ・ライブラリー」第18編。35mm版と16mm版が発売されたが、現存プリントは小西六本店から販売された16mmのサクラグラフ版。村田安司のアニメーション映画の第1作とされる記念すべき作品。カニや臼などのユニークな造形は、井川洗涯の絵本『猿蟹合戦』(大日本雄弁会講談社、1937年)などとの類似性も指摘できる。なお、現存版は、冒頭、なまけもので欲が深いサルが、カニの持っていた握飯と、自分の持っている柿の種を巧いことを言って交換する場面が省略された短縮版と思われる。 |
製作会社 | 横浜シネマ商会* |
配給会社 | 35mm版:岡本洋行(関東)*、奥商会(関西)* 16mm版:小西六本店 |
配給年月日 | 1927年5月 |
クレジット 監督 | 村田安司 |
クレジット スタッフ、キャスト等 | 原案・脚色:青地忠三* 撮影:上野行清* |
字幕採録 | T1「サクラグラフ SAKURAGRAPH」、T2「村田安司作品 猿蟹合戰 サクラグラフ」、T3「ハヤク メヲダセ カキノタネ ダサヌト ハサミデ ハサミキル」、T4「ハヤク キニナレ カキノメヨ ナラヌト ハサミデ ハサミキル」、T5「ハヤク ミガナレ カキノキヨ ナラヌト ハサミデ ハサミキル」、T6「アレツ?!?」、T7「俺が戲談にいったことがほんとになるとは不思議千萬 こりやかうしては居られぬわい」、T8「あはれな子蟹の蟹太郎は親の仇をうちたい一念、親切な叔父さん栗作、蜂之丞、臼兵衛の三人に相談しました」、T9「そして」、T10「おのれにっくい猿吉め」、T11「よし!! その助太刀なら俺達三人が引受けた」、T12「」、T13「まあ安心して居なさるがいゝ」、T14「きたぞ!!」、T15「シッ!」、T16「ヤア手前は栗作!」、T17「蟹助の敵 覚悟しろッ」、T18「何をッ」、T19「そして蟹太郎は臼兵衛、蜂之丞、栗作の助太刀でめでたく親の仇をうつことが出来ました」、T20「サクラ グラフ 終」。 |
検閲番号等 | |
参考文献 | |
フィルム映写速度 | 24fps |
フィルム履歴 | 個人寄贈16mmポジ→NFC所蔵35mmインターネガ作製 |
フィルム完全度 | 完全 |
備考 | 簡易的なデジタル修復 作品情報等の*印は文献等による補足 |
参考リンク |
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