漫画レビュー 春
映画題名 | 漫画レビュー 春 |
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映画題名ヨミ | マンガレビューハル |
英語題名 | Animated Revue "Spring" |
製作年月日 | 1931年 |
作家名 | 村田安司 |
時間(分) | 9 |
サウンド | サイレント |
カラーの種類 | 白黒 |
ストーリー | 春が来て、冬ごもりから飛び出す山の動物たち。ウサギは縄跳びをし、シロクマとタヌキは馬跳びをする。カエルとサルは車と自転車で競争。学校も始まり、サルが算術を教えるが、ブタは居眠り。校庭では体操も始まる。鳥たちも木の上でさえずる。ヤギのお爺さんは山へ芝刈りに、クロネコのお婆さんは川へ洗濯に。クロネコのお婆さんは川から流れて来た桃を取り上げると、中からは桃太郎ではなく、鬼が出て来る。のんきなシロクマのお父さんは、池で魚釣り。池の中では小魚が順々に大きな魚に呑み込まれ、シロクマが大魚を釣って喜ぶが、釣った魚を肩に担ぎ帰る途中で、また順々に魚が落ちてしまう。ヤギのお爺さんの太鼓と、クロネコのお婆さんの三味線で、ブタとアヒルが踊り出す。最後に、飛び入り大歓迎の5人抜き相撲大会が始まる。リスを倒したネズミは、クロネコに驚いて逃げ出し、クロネコはブルドッグにのされ、そのブルドッグをアヒルが押し出す。サルがアヒルやウサギ、ヤギ、ブタ、シロクマを次々にやっつけ優勝。ゾウから手渡された優勝カップが重すぎて、サルも倒れてしまう。 |
作品解説 | 横浜シネマ商会が製作した教育映画シリーズ「アテナ・ライブラリー」第54編。35mm版と16mm版が発売されたが、現存プリントは小西六本店から販売された16mmのサクラグラフ版。岡本昌雄の評伝「村田安司と漫画映画(終)」(『映画テレビ技術』1992年8月号)の「村田安司・年譜/作品目録」の補足説明によると、この作品は1930年に「トーキー録音するが不出来で中止」(47頁)とあり、翌年サイレント作品として公開された。 |
製作会社 | 横浜シネマ商会* |
配給会社 | 35mm版:岡本洋行(関東)*、奥商会(関西)* 16mm版:小西六本店 |
配給年月日 | 1931年6月 |
クレジット 監督 | 漫画:村田安司 |
クレジット スタッフ、キャスト等 | 監修:青地忠三 |
字幕採録 | T1「監修 青地忠三/漫画 村田安司」、T2「春が来た 春が来た どこに来た」、T3「ながい冬ごもりから飛出したお山の子供たち」、T4「雪の間お休みだった学校も初まる」、T5「鳥が鳴く 鳥が鳴く どこで鳴く」、T6「山羊のお爺さん久しぶりで柴かりに」、T7「猫のお婆さん久しぶりで洗濯に」、T8「のんきな熊のお父さん久しぶりで魚釣りに」、T9「花が咲く 花が咲く どこに咲く」、T10「サクラグラフ 終」。 |
検閲番号等 | |
参考文献 | |
フィルム映写速度 | 24fps |
フィルム履歴 | NFC既存16mmポジ→35mmインターネガ作製 |
フィルム完全度 | メインタイトル欠 |
備考 | 作品情報等の*印は文献等による補足 |
参考リンク |
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