体育デー
映画題名 | 体育デー |
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映画題名ヨミ | タイイクデー |
英語題名 | Sports Day |
製作年月日 | 1932年 |
作家名 | 村田安司 |
時間(分) | 9 |
サウンド | サイレント |
カラーの種類 | 白黒 |
ストーリー | 最初の競技は、サルの鉄棒競技。続いて、ライオンとトラの剣道では決着が着かず、二匹は胴着を脱いで柔道に移り、熱戦の末、ライオンが勝つ。三番目は、シロクマの跳び込みのあと、カバが高い跳躍台から挑戦、次にシロクマも負けじと跳躍台を、天を衝くほどの高さにして跳び込む。観客はものすごい水飛沫でびしょ濡れになるが大歓声を挙げる。四番目は、ツルの演技に合わせて、ウサギとサルの合奏で、ブタやウサギ、タヌキやクロネコ、イヌなど動物全員の規則正しい合同体操。ペリカンやワシ、アヒルやペンギンなどの鳥たちも参加する。五番目は、ブタとカンガルーのボクシング。予想に反してブタがカンガルーをノックアウトすると、袋の中から子どものカンガルーが飛び出し母親を起こす。再起したカンガルーの反撃。ブタが袋の子どもカンガルーに気を取られている隙に、母親のパンチが決まりブタはダウンする。最後のゾウ対動物たちの綱引きでは、ゾウが優勢に見えるが、ライオンが力を発揮してゾウがピンチになる。その様子を見て、審判のサルがゾウに加勢、接戦の行方は・・・[ラスト欠落のため判明せず]。 |
作品解説 | 村田安司の『動物オリムピック大會』は1928年のアムステルダムオリンピックに合わせて作られたが、この作品は、1932年7月に開かれたロサンゼルスオリンピックを前に発表された。ロサンゼルスオリンピックは前回に比べて7個の金メダルを獲得するなど、日本が大躍進を遂げた大会である。雑誌『映画教育』1932年8月号の広告には次のようにある。「さて、お待ち兼ねの村田安司氏独特のナンセンス漫画です 今日は 体育デー 動物園は休園して 全員挙げての大体育大会が開催されます 出場の諸君は皆 お見知り越しの チャン ばかり 得意の芸当 いや 失礼 競技に大した気焔を上げています 大いに応援してやつて下さい。」 |
製作会社 | 横浜シネマ商会* |
配給会社 | 35mm版:岡本洋行(関東)*、奥商会(関西)* 16mm版:小西六本店* |
配給年月日 | |
クレジット 監督 | 村田安司* |
クレジット スタッフ、キャスト等 | |
字幕採録 | T1「番組/一 器械体操 猿/一 剣道、柔道 獅子 虎/一 水泳跳込 白熊 河馬/一 合同体操 全員/一 拳闘 カンガルー 豚/一 綱引 全員/以上」。 |
検閲番号等 | [参考]内務省検閲番号:G9670(1932年6月30日) |
参考文献 | ・「新作紹介教育フイルムの一頁 體育デー」『映畫教育』1932年8月号・第54輯、48頁。 |
フィルム映写速度 | 24fps |
フィルム履歴 | 個人寄贈16mmポジ→NFC所蔵16mmインターネガ作製 |
フィルム完全度 | メインタイトル欠 クレジット欠 終結部分欠落 エンドタイトル欠 |
備考 | 作品情報等の*印は文献等による補足 |
参考リンク |
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