太郎さんの汽車
映画題名 | 太郎さんの汽車 |
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映画題名ヨミ | タロウサンノキシャ |
英語題名 | Taro's Train |
製作年月日 | 1929年 |
作家名 | 村田安司 |
時間(分) | 5 |
サウンド | サイレント |
カラーの種類 | 白黒 |
ストーリー | 太郎さんは動物たちの乗っている列車の車掌さん。ブタの親子が座席を占有しており、ヤギのお爺さんが座れない。太郎さんはブタの荷物を網棚に載せ、ヤギのお爺さんに席を空けてやる。カバの夫婦がバナナを食べ、皮を通路に捨てる。通りかかったツルのお嬢さんがバナナの皮に滑る。太郎さんがカバを注意する。シロクマが洗面所を使っているが、トンネルに入り、窓から入ってきた煤で真っ黒になる。入れ替わりにツルのお嬢さんが顔を洗おうとするが、洗面所の水がない。「牛飲馬食」の諺どおり、ウシが大酒を飲み、ウマが弁当を大食い。ウシが飲み終った一升瓶を窓から投げ捨てると、線路作業員のサルに当たり、怪我をする。サルは怒って仲間とともにトロッコで汽車を追いかける。汽車に乗り込んだサルたちは、ウシに猛烈に抗議。太郎さんが仲裁するが、みんな一塊になって列車の外に投げ出される。 |
作品解説 | 横浜シネマ商会が製作した教育映画シリーズ「アテナ・ライブラリー」第37編。35mm版と16mm版が発売されたが、現存プリントは小西六本店から販売された16mmのサクラグラフ版。35mmのオリジナル版は1巻303m(24fpsで11分)。『日本アニメーション映画史』(山口且訓、渡辺泰著、有文社、1977年、198-199頁)によると、物語自体が太郎さんの夢だったとあり、夢に入る前と覚めた後が実写だった可能性もある。1926年に文部省は正しい車内マナーなどを示した教育劇映画『公衆作法 東京見物』を製作したが、この作品はそのアニメ版の趣もある。 |
製作会社 | 横浜シネマ商会* |
配給会社 | 35mm版:岡本洋行(関東)*、奥商会(関西)* 16mm版:小西六本店* |
配給年月日 | 1929年6月 |
クレジット 監督 | 漫画:村田安司 |
クレジット スタッフ、キャスト等 | 監輯:青地忠三 撮影:上野行清* |
字幕採録 | T1「太郎さんの汽車 TAROSAN NO KISHA 全一巻」、T2「監輯 青地忠三/漫画 村田安司」、T3「少しかけさせて貰へますまいか」、T4「駄目だね、こゝは向いあって四人なんだから」、T5「おれもよく飲むがお前もよく喰ふな、……だから世間で牛飲馬食っていふんだ」、T6「ガッタンショ ガッタンショ」、T7「今の汽車から誰かゞ投げたんだ」、T8「大急ぎであの汽車を追かけてくれ」、T9「よしッ!」、T10「終」。 |
検閲番号等 | [参考]内務省検閲番号:D7059(1929年6月18日) |
参考文献 | ・「新映畫紹介 太郎さんの汽車」『映畫教育』1929年7月号・第17輯、22頁(写真あり)。 |
フィルム映写速度 | 24fps |
フィルム履歴 | NFC既存16mmポジ→35mmインターネガ作製 |
フィルム完全度 | 完全 |
備考 | 簡易的なデジタル修復 作品情報等の*印は文献等による補足 |
参考リンク |
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