漫画 驢馬
映画題名 | 漫画 驢馬 |
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映画題名ヨミ | マンガロバ |
英語題名 | The Donkey |
製作年月日 | 1930年 |
作家名 | 村田安司 |
時間(分) | 14 |
サウンド | サイレント |
カラーの種類 | 白黒 |
ストーリー | 夏の日盛り、親子が馬市にロバを売りに行く。途中、茶店のおばさんからどちらか一人乗ったらいいと言われ、息子がロバの背に乗る。薪を割っているお爺さんから、年寄りに苦労させ、若者が楽をしていると言われると、今後は父親が背に乗る。しばらく行くと、川で洗濯をしている女たちから、ひとりだけ背に乗って涼しい顔をしていると言われ、今度は2人で乗る。2人の重さでロバが座り込むと、息子が食べ物を与え、ロバが猛然と走り出す。すれ違った猿回しから、2人が背に乗っていてはロバがかわいそうだと言われ、今度は2人でロバを担ぐことにする。そのおかしな光景を、道端の子どもが冷やかす。そして、あまりの重さに座り込んだ親子を見て、農夫はロバの脚を縛って棒を通して担げばいいと言う。真に受けた親子がそのようにして歩いて行くと、橋の途中で犬に吠えられ、驚いたロバが川に落ちてしまう。 |
作品解説 | 『蛙は蛙』(1929年)『二つの世界』(1929年)に続いてイソップ寓話を翻案した教訓物語。他人の意見に左右されて、しっかりとした自分の考えを持たなかったばっかりに、結局ロバを失ってしまうという「ロバを売りに行く親子」の逸話が忠実に翻案されている。 |
製作会社 | 文部省 |
配給会社 | 文部省 |
配給年月日 | |
クレジット 監督 | 漫画:村田安司 |
クレジット スタッフ、キャスト等 | 監修:青地忠三 |
字幕採録 | T1「文部省製作」、T2「漫画 驢馬」、T3「監修・青地忠三 漫画・村田安司」、T4「どこへ行きなさる。まあお掛けなさいよ」、T5「この驢馬を川向ふの馬市に連れて行くところだ」、T6「この暑いのに、どっちか一人乘って行ったらどうです」、T7「見ろ いま時の若いものは 皆あれだ。年寄に苦労させて 自分ばかり楽をしてゐる」、T8「下りろ 下りろ 俺が乘る」、T9「まあ あの爺さん 自分ばかり涼しい顔をして」、T10「おい お前も乘れ」、T11「おい 一寸お待ち」、T12「可愛さうに 如何にけものでも そんなに使っちや罰が當たるぞ………」、T13「『智慧のねえ人達だね脚を縛つて棒を通して擔げば譯はないのに』」、T14「ただ他人(ひと)の言葉にばかり動かされて、自分に確りした考がないと この『驢馬を失つた親子』のやうな愚かさを繰り返すことゝなりはしないでせうか。」、T15「驢馬 終」。 |
検閲番号等 | |
参考文献 | ・「文部省新作教育映畫 漫画」『映畫教育』1931年4月号・第38輯、23頁。 |
フィルム映写速度 | 18fps |
フィルム履歴 | 文部省所蔵35mmナイトレートオリジナルネガ→NFC所蔵35mmマスターポジ→35mmデュープネガ→35mmポジ作製 |
フィルム完全度 | 完全 |
備考 | |
参考リンク |
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