動物オリムピック大會

映画題名 動物オリムピック大會
映画題名ヨミ ドウブツオリンピックタイカイ
英語題名 The Animal Olympics
製作年月日 1928年
作家名 村田安司
時間(分) 13
サウンド サイレント
カラーの種類 白黒
ストーリー ライオンの旗を手にして入場する動物たち。ライオン会長の開会の言葉に続き、サルが選手を代表して、スポーツマン・シップならぬスポーツ・ビースト・シップの精神を発揮することを宣誓する。競技が始まり、まず棒高跳びでは、シロクマが失敗するところを映画で撮影していたサルが、代わって挑戦し見事、高得点。円盤投げでは、ゾウの投げた円盤が山の彼方まで飛んでいく。クロウサギとブタの200メートルハードルでは、ウサギが勝つがブタは風船のように膨らんで飛んで行ってしまう。槍投げでは、ゾウが投げた槍が風船になったブタを追いかけブタに当たって着地。1500メートル決勝では、ラクダ、カバ、ブルドッグ、アヒル、サルが出場し、リードしていたブルドッグとサルが途中で喧嘩しレースを外れたことで、アヒルが一等となる。2種目に一等となったゾウに優勝カップが渡され、皆で胴上げするが、落ちてきたゾウの下敷きになり優勝カップも壊れてしまう。
作品解説 横浜シネマ商会が製作した教育映画シリーズ「アテナ・ライブラリー」第30編。35mm版と16mm版が発売されたが、現存プリントは小西六本店から販売された16mmのサクラグラフ版。冒頭、ライオンの顔のアップがそのまま大会旗となるところや、競技の進行と大会の記録係として映画カメラを回すサルの活躍も見どころ。
製作会社 横浜シネマ商会*
配給会社 35mm版:岡本洋行(関東)*、奥商会(関西)* 16mm版:小西六本店
配給年月日 1928年9月
クレジット 監督 作画:村田安司*
クレジット スタッフ、キャスト等 監修:青地忠三* 撮影:飯田光治*
字幕採録 T1「サクラグラフ」、T2「動物オリムピック大會 全一巻」、T3「入場式」、T4「会長の訓辞」、T5「………諸士宜しく勇往 邁進各全力を擧げて この大会に最大の成 功を興へられんこと を希望します」、T6「選手代表の宜誓」、T7「………我々は正に其の 最善を畫して、必ず スポーツマン?………」、T8「………我々は正に其の 最善を畫して、必ず スポーツマン?………スポーツ・ビースト・シップの精神を發揮するこ とを誓ひます」、T9「棒髙跳び」、T10「円板投げ」、T11「二百メートルハードル」、T12「オーイ」、T13「オーイ」、T14「槍投げ」、T15「千五百メートル決勝」、T16「得点表/象 円板投 一等 槍投 一等 計一二点/兎 ハードル 一等 六点/猿 棒高飛 一等 六点/家鴨 千五百メートル 一等 六点」、T17「賞品授與式」、T18「終」。
検閲番号等
参考文献 ・「新作教育映畫紹介 動物オリムピツク大會」『映畫教育』1928年9月25日・第7輯、28頁(写真あり)。
フィルム映写速度 20fps
フィルム履歴 個人寄贈16mmポジ→NFC所蔵35mmインターネガ作製
フィルム完全度 完全(但しクレジット情報欠落)
備考 作品情報等の*印は文献等による補足
参考リンク